当科の特徴

当科の使命を下記と考えています。

  • ・ 1,遠方施設まで通院を要していたリウマチ膠原病患者さんが、地元で充実した医療を安心して受けられるようにすること。
  • ・ 2,リウマチ膠原病を発症した方が早期に受診することを可能にして、適切な医療を迅速に受けられるようにすること。
  • ・ 3,最新のデータに基づいた診断・治療を、患者さんの状況に合わせて選択すること。

当科は2012年の当院開設時よりリウマチ膠原病診療を行っており、2021年度から常勤医師の勤務となりました。お困りの時に早期対応できるよう、初診・定期外来枠の拡充を行っています。必要に応じて入院での精査・治療を行います。

疾患の性質上、各専門的な知識が必要になるケースがあり、他科と連携を深めて診療にあたっています。

2021年度半年間で定期通院患者さんが約50人増え、約550人のリウマチ膠原病患者さんが当科へ定期通院されています。新病院への移行後も、患者さんが一層安心して治療に取り組める診療体制を目指して努力していきます。

高齢化などで当院への通院自体が難しくなった場合には、訪問診療を含めた地域の医療機関と連携して対応しています。

診療体制

月曜〜金曜日にリウマチ専門医の内科医が外来診療しています。

※診察経験のある医師が不在のため、線維筋痛症の診療は当院で行っていません。

患者さんへ

 新規症状の方
  • ・ 関節の腫れや痛みが持続している
  • ・ 原因不明の発熱、炎症反応高値持続
  • ・ リウマチ膠原病関連の検査結果で異常を指摘された
  • ・ レイノー現象や日光過敏などの異常を指摘された
  • ・ 呼吸器内科、腎臓内科、皮膚科で診療中の病気が膠原病関連の可能性があるといわれたなどで紹介受診される方が当科は多いです。

リウマチ膠原病科の初診の際には、「難病・奇病というイメージで末恐ろしい・・・」と受診される方も多いですが、リウマチ膠原病関連の治療は年々進歩しており、多くの方が治療を続けながら通常に近い生活が送れる時代になりつつあります。ご不安もあるかと思いますが、早期診断は実際に病気だった際に重要な点です。当科でも他院でも良いので、お困りの際にはリウマチ膠原病科の受診を検討下さい。

 既に診断/治療されている方
  • ・ 合併症のため紹介された
  • ・ 都心病院への通院が仕事や体力的に難しくなった
  • ・ 遠方からの転居
  •     などで紹介受診される方が多いです。

担当医師が変わることへの不安がある方もいらっしゃると思いますが、これまでの病歴・治療経過など踏まえて、出来るだけスムーズな診療を心がけています。ご不明点があれば診察時に遠慮なくお聞き下さい。

医療関係者の方へ

リウマチ膠原病疾患を疑う関節炎・不明熱・不明炎症などでお困りの際には遠慮なくご相談下さい。症状軽微な場合でも、ご不明点あれば遠慮なく紹介ご検討下さい。

基本的に1週間以内の初診枠取得可能なようにしていますが、早期受診が必要な場合には、連絡頂ければ可能な限り日程を調整致します。

当地域に、リウマチ膠原病診療を行っていた施設が限られていた時代があったため、遠方へ通院されていた患者さんが多くいらっしゃいます。家庭・仕事・体力の問題で遠方への通院が難しくなり当院へ御紹介頂くケースがあります。

遠方からの転居で、地域の診療可能な施設の判断が難しい場合には、必要性に応じて当院からクリニックや高次医療機関への紹介検討も可能です。多くのリウマチ膠原病科疾患は当科で対応可能ですが、一部の重症例や病状安定されている方はアクセスなどを考慮して他院紹介致します。

受診について

予約患者さんが優先になるため、予約せずに当日直接来院された場合は、当日受診出来ないケースが多いです。近日に予約が取れるよう外来枠を調整しており、受診前に電話で初診外来取得のお電話をお願いします。

出来るだけ情報が頂きたいので、他院通院中の方は必ず紹介状持参をお願いします。

中等症・重症の患者さんの診療することが重要な急性期病院機能であることから、病状が安定された際に、近隣のクリニックへ紹介させて頂く可能性がある点をご理解下さい。

多くの病態は当院で精査・加療を行える診療体制としていますが、一部の病態や集学的な精査・加療が必要な場合には、大学病院などへの転院を含めた調整が必要になる場合があります。

診療実績

関節リウマチ 350人、全身性エリテマトーデス 26人、原発性シェーグレン症候群(二次性シェーグレン症候群除く) 16人、全身性強皮症 24人、特発性炎症性筋疾患 16人、混合性結合織病 4人、抗リン脂質抗体症候群 6人、全身性血管炎 50人、顕微鏡的多発血管炎 11人、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 6人、巨細胞性動脈炎 11人、脊椎関節炎 17人、ベーチェット病7人、再発性多発軟骨炎2人、成人発症Still病 9人、リウマチ性多発筋痛症10人、IgG4関連疾患 7人(2021年11月現在定期通院中の方)

使用可能生物学的製剤

現在処方中のリウマチ膠原病関連の生物学的製剤は

インフキリシマブBS・レミケード・アダリムマブBS・ヒュミラ・シンポニー・シムジア・アクテムラ・ケブザラ・オレンシア・リツキシマブBS・トルツ・コセンティクス・ルミセフ・トレムフィラ・ヌーカラ・ベンリスタなどです。(供給制限中はエンブレル・エタネルセプトBSの処方ができません。)

インフキリシマブBS・レミケード・アクテムラ・オレンシア・リツキシマブBS・ベンリスタの外来点滴を病状に応じて対応しています。自己注射が困難な方には、状況に応じて投与方法を相談しています。

上記以外の薬剤で保険収載されている薬剤も、患者さんの必要性に合わせて検討します。

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