臨床研究に関する情報公開

オプトアウトについて

通常、臨床研究を行う場合は、文書もしくは口頭で説明し同意を得て実施いたします。
臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを対象とする研究については、国が定めた指針に基づき「対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありません」が、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当院での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。
なお、研究への協力を希望されない場合は、総合案内(1階医事課窓口)までお知らせください。

NCD(一般社団法人National Clinical Database)外科手術・治療情報データベース事業

本事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することにより医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供するために利用されます。
当院では、外科(消化器・乳腺・呼吸器)・循環器内科・心臓外科・小児外科泌尿器科(脳神経外科;JND)における手術症例について登録を行っています。
全国の医療施設診療科の情報を収集することで、手術を行っている施設診療科の特徴、医療水準の評価、適正な外科専門医の配置、手術を受けた方の予後、これから手術を受ける方の死亡・合併症の危険性などを明らかにすることができます。
また、これらの登録情報は匿名化され、患者さまに不利益が生じることはありません。
なお、登録については患者さまの自由な意思によりますので、拒否することが可能です。
詳細についてはNCD患者さま向け説明資料をご覧ください。

NCDについてのホームページはこちらからアクセスできます。http://www.ncd.or.jp/

研究課題名:

レセプト及びDPCデータを用いた循環器疾患における医療の質の向上に資する研究

  1. 対象となる方
    本研究では、2012年4月1日から2025年3月31日に、循環器疾患診療実態調査の対象施設に循環器疾患で入院されたすべての患者様です。
  2. 研究実施予定期間
    この研究の予定期間は、2021年6月16日~2030年3月31日までです。
  3. 研究の方法
    この研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(2021年6月30日)」を守り、一般社団法人日本循環器学会の倫理委員会の承認のもとに実施されます。使用するデータベースは匿名化処理がされており、個人情報が提供されることはなく、個人情報を扱うことはいたしません。したがって対象者の方の個人情報が漏れることはありません。
    研究結果は個人が特定できない形式で学会等に発表されます。収集する項目は、性別・入院時年齢、入院時診断名・入院時併存症病名・入院後合併症病名とそれらの ICD-10 コード,手術処置名、実施日、使用された薬剤・医療材料,在院日数,退院時転帰,費用情報です。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせをご参照下さい。

研究課題名:

二次性骨髄線維症の実態調査

  1. 研究の概要
    二次性骨髄線維症と診断された方々を対象に、臨床情報の収集を行います。
    ※二次性骨髄線維症とは、真性多血症、本態性血小板血症、及び他の様々な疾患により二次性に骨髄が線維化をきたす疾患です。
    本研究は、宮崎大学医学部内科学講座消化器血液学分野を主たる研究機関として実施する多施設共同研究であり、以下の研究体制で実施されます。
  2. 目的
    本研究の目的は、二次性骨髄線維症の臨床像について、その実態を調査することです。
    この研究は、二次性骨髄線維症の治療に関連する新しい知識を得ることを目的とする学術活動研究として実施されます。
  3. 研究実施予定期間
    この研究は、倫理委員会承認後から2023年12月まで行われます。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせをご参照下さい。

研究課題名:

胸部大動脈疾患の術後成績および遠隔期瘤径拡大リスク因子の検討

  1. 研究の目的
    胸部大動脈疾患に対する胸部大動脈瘤および急性大動脈解離があります。いずれの疾患も外科的治療として開胸による大動脈置換術とステントグラフト内挿術があります。
    近年、外科的治療の成績は向上してきているものの、胸部大動脈疾患に対する治療法は確立していません。また、胸部大動脈疾患術後遠隔期の大動脈の瘤径拡大は予後不良とされていますが、その予測因子や治療介入のタイミングは確立されていません。本研究の目的は、胸部大動脈疾患の術後成績の現状および改善点と遠隔期瘤径拡大の予測因子を明らかにすることです。
  2. 研究の対象となる方
    2016年5月1日~2022年12月31日に当院で真性胸部大動脈瘤、A型大動脈解離、B型大動脈解離と診断された患者様
  3. 研究期間
    この研究の期間は、2020年1月1日から2023年12月31日までです。

詳細につきましては、患者さんへの臨床研究のお知らせ をご参照下さい

研究課題名:

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の胸部CT所見についての研究

  1. 研究の目的
    新型コロナウイルス感染症の診断においては、PCR検査を補助する検査の一つとして、コンピュータ断層撮影(CT)の役割が注目されています。CTによる新型コロナウイルス肺炎の診断のためには、すでに、国内外で、複数の研究報告がなされていますが、患者さんの基礎疾患の有無や、感染経路の違いによるCT所見の違いについては、十分な研究がなされていません。
    本研究は、新型コロナウイルス肺炎のCT所見を再検討し、患者さんの基礎疾患の有無や、感染経路の違いにより、CT所見の表れ方の違いがあるかどうかを検討することを目的とします。
    新型コロナウイルス感染症のCT画像についての新たな知見の発見により、診断方法の確立に寄与することが期待されます。また、感染の第2波が懸念される中、もしも再感染してしまった場合の診断方法として、胸部CTの活用が期待されます。
  2. 研究の対象となる方
    2020年1月から2020年12月の間に当院にて新型コロナウイルス感染症のPCR検査および胸部CT検査を施行された患者さん
  3. 研究期間
    この研究の期間は、2020年 6月 30日から2020年12月31日までです。

詳細につきましては、患者さんへの臨床研究のお知らせ をご参照下さい。

研究課題名:

上部尿路結石症に対する経尿道的尿路結石砕石術における周術期合併症と術後尿管狭窄症に関する全国調査

  1. 研究の目的
    上部尿路結石症疾患に対する経尿道的尿路結石砕石術の日本の現状を明らかにし、合併症の頻度を把握し、術後尿管狭窄症の詳細を検討します。
  2. 研究の対象となる方
    2017年4月1日から2020年3月31日までの3年間に当院で経尿道的尿路結石砕石術を施行し、周術期合併症を発症した方になります。
  3. 研究期間
    この研究の期間は、2020年9月1日から2020年12月31日までです。

詳細につきましては、患者さんへの臨床研究のお知らせ をご参照下さい。

研究課題名:

ARDS患者における吸気筋エコーを用いた自発吸気努力の評価

  1. 研究の目的
    食道内圧測定を行う成人のARDS患者さんを対象に、横隔膜エコーおよび肋間筋エコーが自発吸気努力の評価法として利用できるかどうかを検討します。
  2. 研究の対象となる方
    侵襲的人工呼吸管理をされているARDS患者
  3. 研究期間
    この研究の期間は、2021年 3月 1日から2022年 2月28日までです。

詳細につきましては、患者さんへの臨床研究のお知らせ をご参照下さい。

研究課題名:

  • 重症虚血性僧帽弁閉鎖不全症に対する乳頭筋吊り上げ術を追加した僧帽弁形成術の有用性に関する多施設共同研究

  • 大動脈疾患におけるFrozen elephant trunkの治療成績に関する多施設共同研究

  • 急性A型大動脈解離に対する開窓型frozen elephant trunkの有効性に関する研究

  • 待機的心臓・胸部大血管患者における術前心臓リハビリテーションが術後経過に及ぼす影響に関する研究

  • サルコペニアが心臓・大血管手術の予後に及ぼす影響に関する研究

  • 急性A型大動脈解離に対する上行大動脈置換術における上行大動脈送血と腋窩・大腿動脈送血の比較検討に関する研究

  1. 研究の目的
    当科で治療対象となる循環器疾患は、心臓(虚血性心疾患・弁膜疾患・先天性心疾患など)、大血管(胸部大動脈・腹部大動脈)、末梢血管(動脈疾患・静脈疾患)と多岐に及びます。治療に関しては、それぞれの疾患と患者様の状態に応じて、多くの手術術式から、最適と思われる術式を選択しています。しかしながら、標準的な術式であっても、患者様の年齢、併存疾患、術後の合併症などにより、遠隔期治療成績(退院後の疾患再発・追加治療の有無など)は大きく影響を受けます。そこで、当科では、診療情報を後方視的に観察することで、各治療術式の遠隔期治療成績を明らかにするとともに、術後の予後に影響を及ぼす因子を同定することを目的にしています。また、比較対象として、手術治療を受けられなかった患者様の診療情報を調査する場合もあります。
  2. 研究の対象となる方
    2012年4月1日~2022年12月31日までに練馬光が丘病院 心臓血管外科で心臓・血管手術治療を受けられた患者様。
  3. 研究期間
    この研究の期間は、2012年4月1日~2027年12月31日までです。

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研究課題名:

Her2陽性進行再発乳癌に対するトラスツズマブ デルクステカン投与の検討

  1. 研究の目的
    抗体薬物複合体であるトラスツズマブ デルクステカンは,Her2陽性進行再発乳癌でT-DM1などの標準的抗Her2療法が困難となった症例に対し、効果があることがDESTINY-Breast01などの臨床試験で示され、我が国においても2020年5月より保険適応となった。当院で経験したトラスツズマブ デルクステカンの効果について検討する。
  2. 研究の対象となる方
    2020年1月から2020年12月の間に当院にて新型コロナウイルス感染症のPCR検査および胸部CT検査を施行された患者さん
  3. 研究期間
    2021年1月から2023年9月まで、Her2陽性進行再発乳癌でT-DM1などの標準的抗Her2療法が困難となったかたです。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせをご参照下さい。

研究課題名:

カテーテルアブレーション症例全例登録プロジェクト

  1. 研究の目的
    日本におけるカテーテルアブレーションの現状(施設数、術者数、疾患分類、合併症割合等)を把握することにより、カテーテルアブレーションの不整脈診療における有効性・有益性・安全性およびリスクを明らかにすることを目的とします。
  2. 研究の対象となる方
    この研究の対象者は、我が国でカテーテルアブレーション治療を実施されたすべての患者様となります。症例データの登録は、Electronic Data Captureシステム(以下,EDC)の一つであるResearch Electronic Data Capture (REDCap®)を用いて行います.REDCap®は, NIHの援助により米国ヴァンダービルト大学が開発し,アカデミアを中心に世界で広く使われているデータ管理システムです。REDCap®上には個人情報は含まれず,互いの研究者間で個人情報が漏れることはありません。各研究協力施設の医師は,本研究に該当する患者の外来受診時あるいはアブレーション入院時に研究対象者を登録し、ベースライン調査項目を入力します。
  3. 研究期間
    研究の期間は、2021年4月1日から2030年3月31日です。

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研究課題名:

患者情報システムを用いた集中治療部の機能評価

  1. 研究の目的
    日本集中治療医学会は、我が国における重症患者管理施設の診療体制を明らかにするために、ICU の患者情報管理システムを利用して、ICU の機能評価に関係する情報を収集し、解析を行っております。本調査研究は国内の多くの施設が共同し、その結果を解析して集中治療室の機能評価を標準化する予定です。本研究は当病院病院長の承認を得て行っております。
  2. 研究の対象となる方
    日本集中治療医学会会員が在籍する施設において、特定集中治療室加算(もしくはそれに準じる救命救急入院料)を算定しているICU(集中治療室)に入室するすべての患者を対象とします。対象期間は、2022年4月1日〜2025年3月31日とします。
  3. 研究期間
    研究の期間は、承認日〜2026年3月31日

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研究課題名:

院内発症の偽痛風に関しての実態調査

  1. 研究の目的
    入院中に発症する偽痛風という疾患に関しての、診断や初期治療の実態、また、リハビリテーションや滞在日数など入院管理に対する影響を調べます。
  2. 研究の対象となる方
    入院中に膝関節液に対する検査が行われピロリン酸カルシウムの結晶が証明された患者さんを対象とします。対象期間は201241日 〜 2023331日とします。
  3. 研究期間
    研究の期間は、承認日〜2024年331

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研究課題名:

自転車による交通外傷において飲酒が重症度に与える影響に関する多施設共同前向き研究

  1. 研究の目的
    本研究では、自転車による交通外傷で救急外来を受診した成人において、飲酒が重症度に与える影響を検討する多施設前向き研究を日本国内で施行します。これによりまず、自転車事故における飲酒運転の実態を明らかにし、自転車事故において飲酒が外傷の重症度や、救急外来滞在時間や救急受診時の医療費など医療経済的な面に与える影響を検討することで新規の知見を開拓することを目的とします。
  2. 研究の対象となる方
    2023年111日から2024331日までの間に、練馬光が丘病院を受診された自転車事故の方
  3. 研究期間
    研究の期間は、承認日~2025331

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研究課題名:

成人発症スティル病の早期診断における鞭打ち様紅斑の有用性

  1. 研究の目的
    成人発症スティル病は早期診断が難しく、初期には感染症や薬剤アレルギーと判断されることが多い国が定める指定難病です(指定難病54)。この研究は、既存の診断基準に含まれない皮膚所見の診断有用性を明らかにすることで、医学の進歩に貢献することを目的とします。情報の収集は診療録の閲覧によって行われます。この研究は東京ベイ・浦安市川医療センターで行われ、練馬光が丘病院は資料・情報提供施設となります。個人情報は提供しません。
  2. 研究の対象となる方
    2012年41日から2023630日までに当院で成人発症スティル病と診断された患者様
  3. 研究期間
    研究の期間は、2023年1115日~2023年1231

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研究課題名:

薬物相互作用によるセフトリアキソンとランソプラゾールの副作用:後ろ向き観察研究

  1. 研究の目的
    肺炎や尿路感染症を中心に様々な設定で広く使用される抗菌薬であるセフトリアキソンという薬と、日常診療において頻用される制酸薬のランソプラゾールの併用によって起きる副作用の影響を調べます。
  2. 研究の対象となる方
    総合診療科に入院された患者さんを対象とします。対象期間は2014年4月1日~2023年9月30日とします。
  3. 研究期間
    研究の期間は、承認日~2024年3月31日

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研究課題名:

院内心肺停止の予後予測因子に関する多施設後ろ向き観察研究

  1. 研究の目的
    高齢者の急性期医療においてコードステータスの確認は重要な側面の1つであり、本邦における予後予測因子の解明は急務であると考えられます。そのため、院内で心肺停止が生じてしまった場合の予後を事前に予測できる因子の検証を調査するために、練馬光が丘病院をふくむ多施設において後ろ向き観察研究を行います。
  2. 研究の対象となる方
    練馬光が丘病院に入院した患者様で65歳以上で入院中に心肺停止が生じ蘇生行為をうけた患者様とします。対象期間は2016年1月1日から2022年12月31日とします。
  3. 研究期間
    研究の期間は、承認日~2024年12月31日

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研究課題名:

糖尿病関連合併症に対するSGLT2阻害薬・インクレチン製剤の臨床効果の検討

  1. 研究の目的
    2型糖尿病患者さんの合併症の進行に対するSGLT2阻害薬・インクレチン製剤の効果を調べます。
  2. 研究の対象となる方

    当院に2型糖尿病治療のため通院され、SGLT2阻害薬、インクレチン製剤(GLP-1受容体作動薬、GIP/GLP-1受容体作動薬)を処方された患者さんを対象とします。対象期間は201641日より2024331日とします。

  3. 研究期間
    研究の期間は、承認日~2024年1231

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研究課題名:

脊椎の変形がリハビリテーション後の歩行能力に与える影響の研究

  1. 研究の目的
    当院でリハビリテーションを受けられた患者さんの歩行能力の変化と背骨の変形との関係を調べます。
  2. 研究の対象となる方

    2019年4月1日から2027年3月31日までの期間に当院でリハビリテーションを受けられた患者さんです。

  3. 研究期間
    研究の期間は、承認日 〜 2028年3月31日までを予定しております。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせ をご参照下さい。

研究課題名:

日本における集中治療室入院患者に対する早期離床の実態調査

  1. 研究の目的
    集中治療室に入室している患者様のリハビリテーション実施率、リハビリテーションが実施できなかった患者様の阻害因子について調査する事を目的としています。
  2. 研究の対象となる方

    当院の集中治療室に入室しリハビリテーションを受けた患者様。

  3. 研究期間
    研究の期間は、2024年11日〜2024229

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせ をご参照下さい。

研究課題名:

高齢者における待機的心臓血管外科術前のオーラルフレイルの存在による術後の影響

  1. 研究の目的
    手術前の口腔機能の低下が心臓血管外科術後にどのような影響を及ぼすのを調べる事を目的としております。
  2. 研究の対象となる方

    当院の心臓血管外科に予定手術目的で入院となった患者様。

  3. 研究期間
    研究の期間は、2020年91日~2024 年2月29

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせ をご参照下さい。

研究課題名:

糖尿病関連合併症に対する脂質異常症治療薬の臨床効果の検討

  1. 研究の目的
    2型糖尿病患者さんの合併症の進行に対するスタチン系薬剤、フィブラート系薬剤の効果を調べます。
  2. 研究の対象となる方

    当院に2型糖尿病治療のため通院され、スタチン系薬剤、フィブラート系薬剤を処方された患者さんを対象とします。対象期間は201641日より2025331日とします。

  3. 研究期間
    研究の期間は、承認日~20251231

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせ をご参照下さい。

研究課題名:

脳卒中患者における入院関連機能障害(Hospitalization-associated disability:HAD)のリスク因子が発症後の機能転帰に及ぼす影響について(後方視的研究)

  1. 研究の目的

    入院関連機能障害(Hospitalization-associated disability:HAD)は、入院による安静臥床を原因とする歩行障害、下肢・体幹の筋力低下などの機能障害を指し、全入院患者様の30~40%に発生するとされています。HADの要因としては、年齢などの個人的要因や栄養状態が不良な状況が続くなどの医学的要因が関係しており、脳卒中を発症した患者様は、HADだけでなく病気になった後から意識障害や麻痺といった障害が発生する可能性が高い事から筋力や体力低下が生じやすい状態となります。しかし、HADの原因が脳卒中発症後における身体機能の回復にどのような影響を及ぼすかは十分に明らかにされていません。そのため、本研究の目的は、HADの原因が脳卒中発症後の身体機能の回復の経過にどのように影響を及ぼすかを調査することを目的としています。

  2. 研究の対象となる方

    2022年10月~2024年3月までに当院へ脳梗塞または脳出血に対し加療目的で入院された患者様を対象としています。

  3. 研究期間
    本研究期間は、当院の倫理委員会の承認を得たのち1年間(2024年6月~2025年6月まで)の期間となります。

詳細につきましては、臨床研究ご協力のご案内をご確認ください。

研究課題名:

膜型人工肺のマイクロバブル除去性能の臨床比較

    1. 研究の目的

      心臓手術で使用する人工心肺はマイクロバブルの除去が重要な課題です。マイクロバブルは膜型人工肺によって除去されますが、すべてのマイクロバブルを除去できるわけではありません。また、膜型人工肺の構造はさまざまです。その構造の違いでマイクロバブルの除去性能が異なるのかを調査します。

    2. 研究の対象となる方

      2023年1月1日から2025年3月31日までに練馬光が丘病院で人工心肺装置を用いた弁膜症手術を受けた患者さん。

    3. 研究期間

      研究の期間は2023年1月1日から2025年12月31日までです。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせをご確認ください。

研究課題名:

閉鎖式体外循環におけるマイクロバブルの発生と対処方法の検討

  1. 研究の目的

    心臓手術で使用する人工心肺はマイクロバブルの除去が重要な課題です。マイクロバブルは人工心肺から発生するとも言われています。人工心肺を施行中にどのタイミングで、人工心肺のどこからマイクロバブルが発生しているのかを明らにし、マイクロバブルを減らすための対処方法を検討します。

  2. 研究の対象となる方

    2023年1月1日から2025年3月31日までに練馬光が丘病院で人工心肺装置を用いた開心術を受けた患者さん。

  3. 研究期間

    研究の期間は2023年1月1日から2025年12月31日までです。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせをご確認ください。

研究課題名:

内視鏡処置の周術期におけるヘパリン置換療法の有効性と安全性

  1. 研究の目的

    消化器内視鏡治療を受けた血栓症のリスクが高い患者さんを対象に、ヘパリン置換療法の有効性と安全性を検討します。

  2. 研究の対象となる方

    消化器内視鏡処置を目的に入院し、心房細動、心臓弁膜症、ペースメーカー留置後、または脳卒中のリスク因子を有する患者さん。

  3. 研究期間

    研究の対象となる期間は、20141月~20273月までです。

    研究の期間は、2017年914日~20271117日までです。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせをご確認ください。

研究課題名:

DPCデータベースを用いた、消化管疾患の短期成績・長期予後に関する多施設共同観察研究

  1. 研究の目的

    消化管疾患で入院診療された患者さんのうち、患者さんの状態や治療後の転帰を検討します。

  2. 研究の対象となる方

    2014年1月 ~ 202612月までに各施設において消化管疾患にて入院診療された患者さん。

  3. 研究期間

    研究の対象となる期間は、20141月~202612月までです。

    研究の期間は、2019年1015日~2027930日までです。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせをご確認ください。

研究課題名:

絞扼性小腸閉塞の外科治療成績を評価する後ろ向き研究

  1. 研究の目的

    絞扼性小腸閉塞はきわめて緊急性の高い腹部救急疾患であり、迅速な診断と外科治療が求められます。当院では外科医が常に救急医のバックアップとして患者さんの初期診療に携わり、腹部救急疾患の早期診断と早期治療に最大限の力を注いできました。本研究では、当院で絞扼性小腸閉塞の手術を受けられた患者さんの治療成績を後ろ向きに評価し、改善点を探索し、さらに質の高い診療につなげることを目的とします。

  2. 研究の対象となる方

    2015年1月から2024年8月までに当院で絞扼性小腸閉塞に対する手術を受けられた患者さんを対象とします。診療記録より病歴、各種検査結果、手術所見、治療成績などを調査し、本疾患の診療上の要点や注意点を考察します。

  3. 研究期間

    研究の期間は、2024年10月1日から2025年3月31日までです。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせをご確認ください。

研究課題名:

ミッドラインカテーテルの使用に関しての後向き観察研究

  1. 研究の目的

    入院にあたって多くの患者様が点滴や採血を必要とします。点滴に通常使うデバイスは3日程度たったり、漏れたり、腫れたりしても交換が必要になります。特に長期にわたって点滴をしたり採血をする患者様は、何回も採血や点滴ラインの取り直しのために針刺しをうけることがあります。複数回の採血や長期の点滴加療が予測される患者さんに対して、中心静脈カテーテルや末梢留置型中心静脈カテーテルというデバイスが開発されています。これらのデバイスは管の径が太いことから様々な薬剤の投与ができたり、採血も可能というメリットがありますが、デバイスが原因で感染症や静脈血栓症がおきるという有害事象も報告されています。近年、ミッドラインカテーテルという、普通の点滴のカテーテルと中心静脈カテーテルの中間に位置するデバイスが開発されました。日本では近年認可されたばかりのデバイスですが、海外では豊富な使用経験があり、なかでも感染症の頻度が少ないことが示されています。本研究は、通常の診療範囲の一環として長期の点滴や複数回の採血が予想される患者様に対してミッドラインカテーテルを留置することを後ろ向きに検証し、有害事象の頻度を調査するものになります。

  2. 研究の対象となる方

    2024年6月30日までに練馬光が丘病院 総合診療部門でMidlineが留置された患者様。

  3. 研究期間

    研究の期間は、2026年3月31日までです。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせをご確認ください。

研究課題名:

後期高齢者の熱中症入院とフレイルティの関連性:後ろ向き観察研究

  1. 研究の目的

    熱中症は高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能に障害し、高体温になる疾患です。屋外だけでなく屋内でも発症しうる疾患であり、エアコンの有無など生活環境も発症に関わる疾患です。逆に言えば、環境要因に起因する疾患でもあり、予防可能な疾患ということも特徴的な疾患です。
    高齢であること自体が熱中症のリスクになります。そして、高齢者の中には身体所見が低下したり、心理社会的な活動に衰えがあるフレイルティ/虚弱というグループがあります。フレイルティの人たちは入院というイベント1つで身体機能低下を引き起こす脆弱な群であり、入院に伴う身体機能低下のリスクも伴っています。しかし、熱中症による入院がフレイルティ/虚弱にどのような影響をもたらすか検証された文献はこれまでにありません。本研究では過去に練馬光ヶ丘病院に入院たし75歳以上の後期高齢者を対象に、熱中症入院とフレイルティの関連性を調査する後ろ向き観察研究を行いたいと考えています。

  2. 研究の対象となる方

    2014年から2023年、各年の6月から9月の間、熱中症で入院した75歳以上の後期高齢者。

  3. 研究期間

    研究の期間は、2025年3月31日までです。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせをご確認ください。

研究課題名:

集中治療患者(ICU・HCU)における口腔評価ツール
OHAT (Oral Health Assessme nt Tool) の特性調査

  1. 研究の目的

    入院された患者様は、入院後早期の系統的な口腔評価と口腔ケアが国際的に推奨されております。OHATという口腔評価スケールを用いてICUとHCUに入室された方の口腔衛生状態を調査し口腔ケアに役立てます。また、OHAT結果と患者様の転帰(死亡、肺炎、せん妄、経口摂取状況など)との関連を調べます。

  2. 研究の対象となる方

    2024年7月1日~2026年3月31日までの間に、練馬光ヶ丘病院のICUまたはHCUに入室された患者様。

  3. 研究期間

    研究の期間は、承認日~2027年3月31日までです。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせをご確認ください。

研究課題名:

胆石性膵炎における胆管炎合併診断に関する多施設共同後ろ向き観察研究

  1. 研究の目的

    急性膵炎は、何らかの原因で膵臓の酵素が活性化して膵臓の組織や他の臓器にまでダメージを与える病気であり、その中でも胆石が原因で起こる急性膵炎を胆石性膵炎と言います。胆石性膵炎では、胆汁うっ滞(胆汁の流れが悪くなること)や胆管炎を合併しており、かつ画像検査で結石を認める場合には、早期の内視鏡治療(内視鏡的逆行性膵胆管造影 : Endoscopic retrograde cholangiopancreatography, ERCP)が推奨されています。しかしながら、胆石性膵炎における胆管炎の診断に関して明確な基準は存在しないのが現状です。そこで、本研究では国内のハイボリュームセンターから治療データを集積し、胆石性膵炎の胆管炎診断に関して調べることを目指しています。

  2. 研究の対象となる方

    2010年1月1日以降、2023年12月31日までの間に、当院において胆石性膵炎でご入院された方 
    (練馬光が丘病院においては開設日の2012年4月1日以降に限ります)

  3. 研究期間

    研究の期間は、承認日~2026年3月31日までです。

詳細につきましては、臨床研究に関するお知らせをご確認ください。

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