生体組織で作られている人工弁(生体弁)は経年劣化で狭窄あるいは逆流を生じるようになります。
その劣化した生体弁に対してカテーテル治療を行う手技をTAV in SAV(=外科手術の人工弁(SAV)の内側(in)にTAVI弁(TAV)をいれる)と言います。再開胸手術を行わずとも、カテーテル治療により治療が可能です。特に再開胸手術は手術リスクが高いことが一般的なので、血管内治療ができることは非常に大きなメリットです。
昨年5月よりTAVI治療がはじまり、このたび十分な手術経験を経て、本手技が安全に実施可能な水準に達している施設という判定を受け、TAV in SAV実施施設となりました。今後も安全面に細心の注意を払いながら、TAVIを実施して参ります。