臨床検査室

臨床検査室

ご挨拶

私たちは「親切で丁寧な検査を心掛け迅速で正確な検査報告を行うこと」を検査室方針としています。これまでにも受診者の皆様からご意見、お叱り、励ましのお言葉などもいただきながら業務を行ってまいりました。これまでのご指摘を受け止め忘れることなくこれからも地域の皆様に貢献できる検査室としてスタッフ全員で取り組んで参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。

部門紹介

【検体検査部門】生化学検査、血球計算、血液凝固、免疫血清、血液ガス、輸血、細菌検査、尿検査などを実施しています。装置のメンテナンス、試薬管理、データ管理などを毎日行い24時間365日の安定稼働と結果報告に取組んでいます。

【採血部門】検査室スタッフ共通の業務としています。新病院では最大で5台の採血台を準備しました。採血待ち時間を できる限り短縮させること、同時に安全な採血を優先に取組んでいます。

【病理検査部門】手術で切除された組織や手術中に採取した組織、体表領域(乳腺・甲状腺など)から採取された細胞について標本を作製しています。病理診断に関しましては病理診断科をご参照ください。

【生理機能検査部門】心電図検査、呼吸機能検査、超音波検査、血圧・脈波検査、脳波検査、聴力検査などを実施ています。新病院では末梢神経伝導速度検査も開始する予定です。

業務内容

検査室業務につきまして抜粋してご紹介します。
【採血室】患者様に対し医師より依頼のあった血液検査・尿検査に対し検体の採取を担当する部門で、『正確な検査結果の報告は正確な検体の採取から』という意識のもと臨床検査技師という資格を持ったスタッフが担当し、採血から検査結果報告まで責任をもって担当しております。採血とは体の中の血液のごく一部(多くて20mL程度)を主に肘部の静脈より採取させていただき分析を行い、体の状態をチェックするために必要なものになります。
肝機能・腎機能やコレステロール・血糖値などといったものが一般的によく知られるものになるかと思います。
各成分を分析するにあたり採取した血液を適した状態に保つため様々な採血管が用意されております。時にはびっくりするほどの本数になることもございますが、体に影響を与えるほどの採取量ではありませんのでご安心ください。
痛みを伴うものですので、少しでも患者様には安心してお受けいただけるよう心掛けております。
安全面においても自動受付機・採血管準備装置・患者認証システムといった最新のシステムを導入し、患者様の取り違いや採血管間違いといった事故の防止に努めております。
【生化学検査】血液や尿などに含まれる様々な物質を測定し体の状態を把握することを目的としています。たとえば、血液中の血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエー・ワン・シー)を分析することで糖尿病発見の契機あるいは経過観察に有用な情報となります。健康診断の検査結果で目にする機会も多いと思いますが、肝機能検査としてAST、ALT、γ-GTPなど、腎機能検査としてクレアチニン(CRE)や尿蛋白、脂質検査として総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロールなどがありますが、これらの項目はすべて生化学検査となります。

戻る

(c)Copyright Japan Association for
Development of Community Medicine. All rights reserved.