呼吸器外科

呼吸器外科

診療科の特色

当院呼吸器外科では肺癌や転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍などの悪性疾患をはじめ、気胸や血胸、膿胸などの良性疾患に加え、原因不明の胸水貯留精査や外傷も含め幅広い疾患を対象としております。患者さんとの話し合いに重きを置き、手術にとどまらず最適な治療法を選択できるよう援助しております。
手術においては、胸腔鏡(細い径の内視鏡)を用いた低侵襲手術を標準術式としております。さらに昨今では3〜4cmの小さな傷1つのみで行う単孔式胸腔鏡手術が注目されており、当院呼吸器外科でも積極的に取り入れております。気胸や縦隔腫瘍手術のみならず肺癌手術にも適応を拡大しており、低侵襲かつ安全で質の高い手術を心がけております。一方で、進行肺癌に対する開胸(従来の20〜30cm程度の傷)での複雑な手術や胸部外傷に対する緊急手術にも十分かつ迅速に対応致します。

また手術以外にも、気道狭窄に対する気管支鏡を用いた拡張術(インターベンション)も行っております。腫瘍による気管・気管支の浸潤や圧迫、気管切開による気管の肉芽増生などが原因として挙げられます。呼吸困難感の改善に直結する有用な手法であり、症状にお悩みの場合はいつでもご相談ください。
当院呼吸器外科は呼吸器内科や病理部、放射線科はもちろん、一般外科や救命救急科などとも密に連携しており、各科の専門知識を取り入れた質の高い医療を提供できることが強みです。手術の必要性に捉われず、積極的に患者さんのお受け入れを行っておりますので、少しでもお困りの際にはお気軽にご連絡ください。

大野 慧介 写真

大野 慧介 / おおの けいすけ

所属 呼吸器外科
出身大学 日本大学
主な資格・認定 外科専門医 呼吸器外科専門医 気管支鏡専門医 呼吸器専門医
主な所属学会 日本外科学会 日本呼吸器外科学会 日本胸部外科学会 日本呼吸器内視鏡学会 日本肺癌学会 日本呼吸器学会

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